ヒブ(Hib)ワクチンは“b型インフルエンザ菌”による感染症(髄膜炎・敗血症肺炎・骨髄炎など)を予防できるワクチンです。日本では平成20年12月に使用が始まりました。
ヒブが原因として報告された細菌性髄膜炎患者の年齢分布は0歳が53%と最も多く、0〜1歳で70%以上を占めました。ヒブ髄膜炎は抗菌化学療法を行ったとしても、予後不良となる場合が多く、致死率は約5%、てんかん、難聴、発育障害などの後遺症が約25%残ります。
医師が必要と認めた場合には、他のワクチン(生ワクチン、不活化ワクチン)と同時にうけることができます。できれば生後6ヵ月までに免疫を獲得しておくが望ましいと言われています。