去る5月25日に新型コロナウイルス感染拡大に関する緊急事態宣言が全面解除されました。その後、当県でも段階的に各種の自粛要請が緩和されてきて6月8日からコロナ対策指針に基づき県内では感染が抑制できているとされるステージⅠに緩和されて徐々に日常に戻りつつあるやに見えます。
しかしながら、この新型コロナウイルスに対する有効なワクチンや治療薬は未だ開発されておらず、また発表された我国における抗体保有率も低値で今のところ私達は対抗手段を有していないのが実情です。
その為、今回の新型ウイルス感染はこのまま完全に消失するのではなく、必ずや近々第2波、第3波が襲ってくるものとして準備しながら暫く上手に共生し、私達自身が感染しないよう、うつさぬ様心掛けていく必要があります。
以上の様な状況のなか、この度現在当院で行なわれている各種の院内自粛対応策のうち患者様への指導・教育あるいはサービスに関し来週から徐々に再開していきたいと思います。 今後ともその都度ホームページ、あるいは院内掲示にてお知らせしますのでご注目下さい。ご不明の際は受付に遠慮なくお尋ね下さい。
① 従来から行なっているもの
妊娠の診断、妊婦健診、産婦健診、乳児健診、予防接種、一般的な産科、婦人科診療全般
② 特に乳児健診や乳・幼児予防接種については※厚労省からあらためての注意喚起がなされていますのでご注意下さい。
③ 先進生殖医療について緊急事態宣言期間中はあえて推奨されませんでしたが、一般診療における不妊治療、不妊相談は行っていますのでいつでもご相談下さい。
④ 行政が関与する子宮がん検診、乳がん検診については、6月末より受診券が配布されると思いますのでお手元に届けばいつでもご来院下さい。但し、乳がん検診については予約制ですので(行政検診、自費検診ともに)お電話下さい。
⑤ 熱がある方、風邪症状を有する方はあらかじめお電話戴き、症状をお尋ねのうえ車中待機あるいは保健所相談等のお願いをさせて戴きます。
⑥ 外来受診時の付添いは従来通り制限させて戴いております。未成年の方、自力対応が困難な方、あるいはどうしてもお預けできない乳幼児同伴の方は受付とご相談下さい。
⑦ 里帰り分娩ご希望の方は遅くとも妊娠33週~34週の健診に間に合うよう来院して下さい。但し、合併症のある方や首都圏あるいは北海道から帰郷される方は32週までに戻られ、直に状況確認のお電話のうえ予約をとって下さい。
⑧ 母親教室、スマイルベビークラス、マタニティビクス、マタニティフォトおよび入院中のアロママッサージは近日再開のため現在準備中です。
⑨ 入院中の方へのご面会は、今暫くお身内の方1回お一人30分以内、分娩立会い・付添いの方もご主人(またはそれに替る方)お一人とさせて戴いております。
⑩ お祝膳は従来通り提供させて戴いておりますが、朝食バイキングについては当面中止しております。
⑪ その他、新型コロナウイルス感染防止に関する来院時のお願いは今まで通りですが、皆様方や赤ちゃんをお守りするために今後共よろしくご理解・ご協力お願い申し上げます。